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偉大なるオスカーピーターソン

昨日は、youtubeで、村下 孝蔵をいっぱい見た。コンサートや、テレビ出演の映像。
素敵な歌声とともに ギターのすごさに驚いた。ひとりベンチャーズなんてやっていて
リードギターのパートにサイドもベースも さらに ドラムの擬音まで ギター一本で
奏でたのには、驚いた 見事だった。インタビュー番組では、その人柄の良さが
にじみ出ていた。
でも 最近youtubeで、いつも見ているのはジャズだ。そして 最も感動させられたのは
あの オスカーピーターソン。
たまたま ビルエバンスの「枯葉」の演奏を」見つけたのがきっかけだった。、レコードで聞く
のと全く同じ演奏が、映像付きで、楽しめるので、次々と「ワルツフォーデビー」「マイロマンス」
などを聞いていた。「ビルエバンスが、こんなにあるんだったら オスカーピーターソンもきっと
あるはずと」 探してみたら あったあった。「アリスワンダーランド」「ラウンドミッドナイト」は、
83年のJATP日本公演の時のもの。61年のイタリア公演は、レイブラウン エドシグペンの
黄金トリオ、50年代のニューポートもあった カウントベーシーとの連弾 なんと ELPの
キース エマーソンとの「ホンキートンク」の演奏もあった。どれも 軽やかで 聞いていて
心地よいものだった。以前 「他の演奏者が、必死の様で弾くフレーズも ピーターソンは
こともなしに弾いてしまう」と、書いたことがあったが、映像を見ていると、やはり 演奏中
真剣な表情で、度々 汗を拭く場面もある。しかし 歯を食いしばるような事はなく、どんな
アップテンポのフレーズも その指が 極端に早く動いているようには見えず 常に優雅に
運ばれている。
「自由への賛歌」の演奏は オペラハウスのようなホールで行なわれていた。ジョーパスの
ギターと競演で 初めのゆったりとした静かなバラードから 次第にトレモロのような一音を
連続してたたく奏法で盛り上げていく。聞いていてじわぁっとこころに熱いものを感じる。
演奏が終わると 聴衆のスタンディングオベーション みな 正装で来ていた。立ち上がった
オスカーピーターソンは腰を90度に折って深々とお辞儀をする。彼はいつでも 演奏の
終わりにはこのように深々と頭を下げるが この コンサートでの様子は、もっと 厳粛な感じ
荘厳さが加わって、まさに クラシックのコンサートのよう。聴衆は、皆 立ったまま 拍手を
送り続ける。演奏を 演奏者を讃えている。偉大なるオスカーピーターソンを。
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「初恋」に共感

村下 孝蔵「初恋」は、中学時代に心をときめかせた 女性徒の思い出が、モチーフに
なっている。 朝日新聞の「うたの旅人」に、載っていたエピソードだ。
名前もわからずに 「ただ見ているだけでいい」と、話していた、そんな 眩しい少女の
姿が、「放課後の校庭を走る君」として 描かれていて、それを熱い思いで、みつめる
「振り子細工の心」の少年の気持ちが切実に覗える。「好きだとも言えずに」過ぎ去って
しまった初恋は、きっと少年にはそれで満足だったのだろう。そして 作者自身もそれで
お終いだったからこそ いつまでも切なくても 懐かしく 暖かい思い出として残っている
のだと思う。
小学生の終わりから 中学生の時期は、皆 初めて異性に対し「恋しい」という感情を
覚え、心をときめかせ、うっとりと、もの思いに更け ニヤ付いたり泣きたくなったり
湧き上がる 激しい感情に揺さぶられる経験をする。
中には 積極的に大人を真似て行動するものもいるが、ほとんどは、この歌詞の様に
ひとり 心で燃えて それ以上のことは、望まない。勇気があるとかないとかではなくて
知られることが 恥ずかしいのと その後の展開がどうなるかと考えると 怖いのだ。
きっと 憶えは皆あるだろう。女性徒の名前を ノートの端にそっと書き 心の中で
何度も読み返し 嬉しくて 頬が緩んでくる。もし それを他人に見つけられたら 自分の
一番恥ずかしいものを見られたような気持ちに反転し、気を利かせたか、またはからかって
か友人がキューピット役をかって出て 相手と自分を対面させたりしたら、慌てて、本心を
知られまいと、「全然そんな気はない」と言う態度にでるしか考えも付かず、相手のことを
思う余裕などなくなる。でも、その動揺の様が、滑稽だったり 顔を赤らめたりして 相手に
本心が、伝わることもよくあるのだ。ただ 相手もまだ少女 やはり どうにかする術は持
たない。こうして 清き初恋の思い出として、づっと胸に刻み込まれるのだ。
村下 孝蔵は 私より3歳くらい年長だろうか、同じ世代で、同じように初恋を経験したんだろう
でも 今の子ども達も 感情は昔とほとんど変わっていないらしい。周囲から知識だけは 
大量に流れ込むが、人を好きになる 感情はいつの時代でも同じで 10代初めからとい
うのもかわらないそうだ。だから 「初恋」の経験は 人それぞれにとって貴重なものなのだ
芸能人になった村下さんは、晩年 テレビ番組で、「校庭を走ってた」少女と再会したそうだ
我々が もし 初恋の人を捜し出して 会いに行ったら、相手は大変な迷惑だろうし、
ストーカーの疑いで 通報されるかも。
私の 初恋の思い出は ン十年まえのままで鮮明に残っていて その相手は まだ10代
の可愛い少女のまま。づっと会ってない彼女の住所は知っているが 遠く離れているので
会うことはない。あわずにいられる。