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珈琲工房かわもと店主の、ほとんど独り言

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巷では 大晦日で、忙しくにぎわい、向かいの花屋は ひっきりなしに、車が止まり、人が店内に急ぎ 中からは花の束を抱えた人が現れる。そんなうきうきした様子が、夕刻まで続き、その 喧騒が治まったころ、みな 家族で団欒のときを楽しんでいたのだろう。
そんな 大つごもりの夜 一人の私は 映画「風立ちぬ」を 一人で見に行った。一日4回の公演の最後の回。観客はわたし一人。申し訳なかったが、わたし一人のために、映写機を回してもらった。
夢に向かって その夢の実現のため、一心に 励んだ人。その夢の世界が混在して、本筋に、意味を与える。戦争の影は仕方ないが、自分の夢の実現の仕事と、大切な人への愛を どちらも 誠実に、一心に、なそうとした人だ。
事前に テレビの特集が繰り返され、監督の意図はある程度 知らされている。何度も繰り返し紹介された、駅での再会シーンは 震えた。初夜のシーン。明かりが消えただけだけど、美しかった。
ラスト、戦争が終わり、全てが失われ、航空機の夥しい残骸のあと、夢の終わりを見届けたつもりの主人公に 唯一愛した その人が 現れ「あなたは生きて」という。号泣していた。そして ユーミンの「ひこうき雲」に乗せて エンディング。もう一度 号泣。何度も涙を拭いたが、ほかに人はいないから、我慢せず思いっきり泣いた。
映写機に向かって お辞儀。お礼の言葉を口にすると、わたしのために 残っていた映写技師が 顔を出し応えてくれた。
こんな美しい 愛の物語、もう一度 誰かと見たいな。誰か 付き合ってくらませんか。
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全国高校駅伝、鹿児島勢は不発。九州大会の記録から、もっと上位にいけると思っていたが、残念ながら、入賞ならず。それでも 真ん中よりは前だし、男子の鹿児島実業出遅れを徐々に挽回し、16位でゴール。後半の選手が区間一桁で力を発揮してくれた。女子は3区から優勝校が独走。そのトップに立った選手が 加治屋という鹿児島にゆかりのある名前で、ちょっと嬉しい。男子は4校トラック勝負、2校の一騎打ちは何度か見たが、4校のラストのデッドヒートは珍しい。
大会の5区の区間賞記録は大牟田高校の選手の8分47秒。この区間記録が41年間更新されていない。41年前 1972年の記録に疑念が持ち上がっている。というより 明らかに間違いだろう。このときの区間賞は総合で44位になったチームの選手で8分22秒。2位が総合5位の鹿児島実業の蔵園選手で9分02秒。2位に40秒差というと 相当な速さ。走っているのを見たら明らかに他の選手と違っていただろうが、そういう風に見えてただろうか。それに この選手のそれまでの3000mの記録が9分40秒くらいだったという。まぐれでも、1分20秒早くはしれることはありえない。あと 次の6区でも区間賞はその時点で40位代の学校の選手だが、これも不自然だといわれている。その前 5区の記録が11分06秒。いくら遅くてもアクシデントがない限り、全国大会に出る選手が3キロ11分はかからない。
たぶん 時計ミス、読み違えたか 書き違えたか。25年位前まで、わたしが審判員をしていた頃、中継地点の計時は 3人一組でやっていた、中継地点横に一人座りストップウォッチを見る。その後ろに一人立ち選手が通過した瞬間前に座った計時員の肩を叩く、その時の記録を計時員が読み上げ、それをもう一人が書き 記録する。今ならその数字をパソコンに入力すれば区間記録は直ぐでるが、あのころは その場でそろばんを使って計算していたりしていた。騒々しい中で間違いはしないか などと思ったりしていた。その前、事前に親時計という係りが、スタート時に動かしたストップウォッチを移動させてきて、切のいい時間に中継所のストップウォッチをまわし始める。だから、通過時間は、中継地点の時間に親時計がしめした計測始めの時間を足す。このとき間違うと、通過順位と時間があわないから直ぐわかるし、足す時間の違いはその区間全部の記録がおかしいから やはりわかるだろう。たぶん 時計の読み違いあk記録した人の聞き違い。43位から46位までは第4中継所と第5中継所の順位は一緒だった。45位が区間賞選手の学校。走り始めた時 前とは1分40秒、後ろと53秒の差。これが襷を渡したときは前が45秒、後ろが3分53秒。この差の変動に気づいたら間違いにも気づいただろうが、大きな差なので、その学校関係者以外は意識もしてなかっただろう。現大会関係者も間違いだったと認識しているだろうが、いまさらどうしようもない。早く この記録を上回ってくれる選手の登場を願っている事だろう。大会のために 留学生ランナーを5区で走らせるしかないかな。コースを変えるわけには行かないだろうから。

ゲッティンゲンを聞きたい。

シャンソン歌手の別府葉子さんが歌ってる「北ウイング」。フランス語で、軽快なテンポで 歌っている。youtubeの画面では緑豊な講演でのライブの様。パリのモンマルトルの丘を想像する。途中日本語の歌詞に変わる。聞き覚えのある歌になった。中森明菜の歌だそうだ。歌っていたのは丸亀お城祭りジャズフェスティバルの会場。80年代の歌謡曲に疎いわたしには気づけなかった。中森明菜の歌も陽水が作った「飾りじゃないのよ涙は」しか知らない。マキ&オズの「私は風」の熱唱は気に入っているが。別府さんはいろんなジャンルの歌を歌っている。ブログでしった持ち歌にはわたしも大好きな歌、懐かしい歌が沢山あった。しかしフランス語で歌われると、シャンソンに聞こえてしまう。別府さんがブログで紹介していた「ゲッティンゲン」というバルバラの曲、これを別府さんが日本語の訳詩をつけて大阪のでのライブで歌ったそうだが、この歌をちょっと 調べてみた。ゲッティンゲンは、ドイツ中央部にある中都市。ユダヤ人のバルバラは。やはり 10代の頃ナチスによる迫害をうけ 住居を転々としていた。ドイツに対する感情は戦後も複雑に思っていたはず。1960年代に  ゲッティンゲンのコンサートに招かれ、そこにグリム兄弟の家があることを知って、予定より長くそこに滞在し この曲を書いたそうだ。そのときに抱いたこの町への愛着を ドイツに対してのわだかまりを捨て、友情を伝えようと考えたのではないだろうか。ララ・フォビアンという女性歌手の動画があり、その訳詩を見ると、華やかさを取り戻したパリに比べ、ここでは戦争の暗い影が拭いきれてはいないが、静かに日常は流れている。この平和を後戻りさせてはならない と。歌詞の中に、憂鬱 許す 決して起こらせてはならない との言葉がある。でも 冒頭では多くの喜び 愛は花開く、とも。「わたし達は彼らを理解し続ける」という言葉は ドイツに対しての友情宣言だろうか。
直訳したのであろうこの訳詩は、歌の歌詞にはなっていない。別府葉子さんの詩が、この淡々とした静かな曲にのって流れる様子を想像してみる。別府さんは 反戦歌としてでなく 人間の自然な気持ちを素直に歌うと言っている。想像だけで ジ~んときそう。
余談をちょっと。大学受験で山陰に行ったとき、香川 観音寺一高の男と相部屋だった。かれが 「香川県で優秀な高校は高松一高と高松商業」と言っていた。甲子園で大活躍する高松商業の学業優秀は意外だったが、その卒業生 別府葉子さんを見ていたら 納得できる。

 

しかし 駅伝はやっぱり面白い。実業団女子駅伝を何日も前から楽しみにしていた。奄美で合宿をした。ホクレン しまむら パナソニックが出場。いまは男子だけだが、年明け 女子もやってくる 大塚製薬、毎年来てるから、今期もくるだろう、シスメックス、てんまや、応援したいチームがいくつもある。それに 鹿児島出身の日立 上谷田、資生堂の後潟、第一生命の満枝は出走しなかったが、京セラ国分で活躍した山下佐知子監督のチームは応援する。今回初出場の熊本 肥後銀行の監督も 京セラにいた飛瀬。その現きょうせらの監督も、鹿実出身の新原。そして デンソウの若松誠監督もたしか 京セラ国分にいたはず奥様は、永山育美。京セラが国分から 京都に移転した時、当時の永田幸一監督とともに数人が デンソウに移った。その縁で 応援していた デンソウが見事 初優勝。当初 優勝が何処になるかという予想には興味なかった。しかし デンソウが優勝候補だと、テレビでアナウンスされたら、デンソウ優勝の期待への興味が大きくなった。3区の時点で2位 一位と数秒差というところで、デンソウの優勝は予想できた。2位以下の順位変動はすごかった。エースと言われえいる中心選手が、力を発揮すれば、ぐんぐんまえを抜き去り、上位にくる。結果は その実力のあるエースを有する、前評判の高かったチームが上位に入った。
上谷田と後潟はともに区間順位20番代だったが、満枝も、来月の都道府県対抗駅伝での活躍を期待したい。これから 奄美にやってくるだろう、大塚製薬の伊藤舞もてんまやの重友 浦田も活躍した。シスメックス 野口みずきはもうひとつだったが、その走る姿を見れることが楽しみだ。
さて 来週は高校駅伝。一週間後も興奮して、記事を書くことになるだろう。

午前3時を 回りました。 こんな時間何をしてたか?というと カーリングを見てました。日本女子勝利 オリンピック出場おめでとう。中国に連敗して 沈んだ雰囲気で、序盤、ミスが続き、「これはちょっと」と思うことも。逆に 格上のドイツを負っていきあがるノルゥエーにリードされ、「う~ん もう寝よう」とも思いながら、見続けていたら、後半流れが変わり、第8エンド、6点獲得のビックエンドをつくり、最後は相手のギブアップを得て、見事、今大会2位にはいり、オリンピック出場。見続けてよかったが、今は興奮気見、目が冴えてしまった。中国に負け続けているらしいが、オリンピック本番で連敗ストップできればいい。そうすれば オリンピック上位になれるかも。今日見てても、ノルゥエーの選手と体格差がすごく大きい。そんな体格んも違いは問題ない このカーリング。日本人に向いてるスポーツのひとつじゃあないだろうか。また カーリングブームが起きるかな!
プレイした4人のうち3人が既婚者。2人はママ。年令が上がっても、意欲があれば 競技を続けられる環境になってきた。昼 あった 実業団女子駅伝でも、既婚者の中心選手が活躍していた。

一ヶ月ほど前 朝日新聞「映画の旅人」で、岩井俊二監督の「ラブレター」の記事を読み、ぜひ見たい映画だと思っていたのだが、今日 BS放送で見ることができた。
「届くはずのない手紙が 届いて、返事が来た」ことから、ミステリアスな内容で始まるが、その謎はすぐ解けて、清清しいロマンティックな物語に進展していく。さすが岩井俊二らしい、ほっとするロマンスストーリー。「リリッシュのすべて」などより、この「ラブレター」や「四月物語」の方が私は好きだ。
死んだ恋人への思いを断ち切れぬ主人公と、手紙をきっかけに、ただのクラスメートと思ってた少年が自分と深くかかわっていた事を思い出す もう一人の主人公。この二人が そっくりの顔立ちと言うことで、中山美保が二役を演じているが、何故 そっくりでないといけないのか、面倒な一人二役になったのか 最後の結論で繋がってくる。クラスメート二人が字も一緒の同姓同名と言うのが 重要なポイント。卒業アルバムで しらべた住所が、恋人ではなく、同姓同名の女子生徒のものだった。そういう人がいたことなど全く知らぬ彼女が、出した手紙が始まり。この映画 見てみたいと思ってる人がいるかもしれないので、ないようには これ以上触れないで置こう。
同姓同名のクラスメートがいたら 意識せざる得ないだろう。それが男女の中学生なら、周りから囃し立てられるのは、容易に想像できる。しかし その事の煩わしさのほうが強く 迷惑な存在としてしか考えていなかったのに、あいての思いはそうではなかったことがわかった瞬間、ほんとに10年前に戻って、今はこのよに居ない彼から 告白されたような、初々しい気恥ずかしさを見せる表情が、ずっと記憶に残りそうだ。中山美保と言う女優はそれほどすきではない。今まで 出演作品は見たことなかった。夏目雅子を思い出していた。そうか 「東京日和」 は彼女だった。見ているんだ。
さて 彼が死んだ山に向かって 叫んだ彼女は、新しい恋に進んでいけるだろうか。もうひとりの、10年前の告白を受けた彼女は、彼の事をどう消化するだろうか。そう考えている間は まだ 映画が続いている。より長く楽しめる。


探鳥会

初めて探鳥会に行ってきた。一応わたしも「奄美野鳥の会」の会員。川口君に勧められ、入会したのは10年以上前。鹿児島在だったから 実際の活動には参加できず、名前だけの会員。それでも 探鳥会案内の葉書と 会報は届く。先月届いたはがきで、今日の会を知り、「参加してみよう」と思った。何となく である。之といった理由はない。しいて言えば、近いから。
午前7時 御殿浜公園に集合。そこから 新川に沿って 大高橋付近まで歩く。参加者は十二・三人。知った顔は嘗ての職場の先輩 清正さんと昔住んでた家の隣だったTさん。歩き出してしばらくした頃、年配の女性が話しかけてきた。「川口君のお友達ですよね」「彼がよく 正樹 正樹 と話してた」わたしもよくその名を聞いたk山さんだった。「月命日の4日には 川口さんとこ行って 拝んでます」と言う。そういえば お母さんもそんな話をしていた。「川口さんが喜ぶが」川口のことが頭にあったのは確かだ。彼がいたらもっと早く参加していただろう。
先ず 公園の芝生の上に2羽の鳥がいる。ガイド役の高さんが「ハクセキレイです」といって、説明を始める。日本の固有種で冬鳥。最も 本土には年中いるが 奄美にやってくるのは寒くなってから ということ。頭は黒く 腹は白い。わたしもメモを取る。次に 橋の下に全身黒い鳥が。イソヒヨドリ。今度は欄干に別の種の鳥が一羽。リュウキュウメジロ。公園の木の茂み鳴いている鳥がいる。姿は見えない。清正さんに尋ねると「ウグイス」だと言う。「ホーホケキョ」というあの鳴き方ではない。このウグイスは冬になって 本土から渡ってきた鳥で、春の留鳥だと「ホーホケキョ」となくという説明だ。川の岸辺を見ると、セキレイ イソシギがいる。isosigi01.jpgイソシギ
その上 電線にはすずめ「最近すずめもかなり少なくなった」そうだ。突然 色鮮やか 青緑に帯びた鳥が飛び去った。みんなが「カワセミだ」と叫んだ。かわせみカワセミ
カワセミという名からは こんな綺麗な鳥は想像できてなかった。嘴に特徴があり、オス メス いろが違うそうだ。ほか私は見れなかったが、しろはら アオサギ リュウキュウツバメがいたようだ。ツバメでも 普通のツバメとリュウキュウツバメは異なる種類で、腹の部分が灰色なのが特徴。参加者の一人が「わたしのうちに毎年 ツバメがやってきて 雛をかえすが、必ず他の鳥に襲われて、巣立ったことがない」という ちょっと残酷な話。公園に戻ってきた時 鳥の羽が無数に散らかっているのを目撃した。「エバトが大きな鳥に襲われたんだ」「鳥の世界も厳しいよ」自由に 楽しそうに 飛び回っているようだが 生きるのに必死なんだ。最後に皆で 今日見た鳥を反復したが、シジュウカラがいた とか ハシブトカラスとか 「今 コサギが飛んでた」「あっ キジバト」と言う事で 16種が確認された。一番多かったのはカラスだが あれは野鳥じゃないから。この新川河口にはまだ餌が多く野鳥達には済みやすい環境のようだ。川の北側は山が迫っていて、巣を作るのにも好都合なんだろう。ただ 気になったのは、大高橋近くに 大きな錦鯉がかなりいた。普通の川にいる魚じゃない。放流したそうだ。そのため それまでいた川魚がいなくなった。わたしの子供のころは うなぎや 手長エビがよく取れたが、この大きな鯉の餌になって絶えたようだ、全く余計なあ事を、こいう 鑑賞用の生物は 家庭の池や水槽だけで飼ってほしい。
早朝の2時間、楽しかった。野鳥に興味があったわけでなく、野鳥の会の人たちとの交流で川口への恩返しになるかな とか 考えていたが、自然観察は結構楽しかった。新しい世界に触れることができた。川口が虜になったわけがわかったような気がした。

ラジオで デビュー40周年のアーティストを特集していた 高橋真梨子、NSP、五輪真弓、ダ・カーポ。五輪真弓は、「少女」を72年に出していると思うのだが、今年40周年記念のアルバムを出したそうだ。ほかにも、ガロ とか、チューリップなど73年じゃなかっただろうか。このころから 本当に音楽が楽しく思えてきた。皆で一緒に歌える歌が沢山出てきたと思う。それまで 表向きは ロックやポップスを良く聴いていた。表向きと言うのは 実は アイドルの歌謡曲も大好きで、天地真理や南沙織の歌を聴くのも嬉しかったのだが、周りで騒ぐ同級生達に迎合したくなく、興味なさそうな素振り。買うレコードは、カンッオーネのジリオラ・チンクエッティーやプログレスロックのELP,キングクリムゾン。それに アメリカのポップス サイモンとガーファンクル、レターメンなど。ギターをはじめて手にしたのは 高校に入学した頃。そのころから フォークソングを歌っていたはずなんだが、よく憶えていない。森山良子やフオークル、ジローズの曲だったのかも。井上陽水は72年 吉田拓郎は71年初めてその歌を聴いた。そして73年のかぐや姫「神田川」で、フォークに夢中になり、その後の70年代は、フォークにどっぷり。丁度FM放送が奄美でも聞けるようになり、それまで雑音を我慢しながら、広島や福岡の局のラジオ放送を聞いて歌を楽しんでいたのが、綺麗な音で、聞けるようになったのも、沢山の音楽に親しむようになった要因だ。FMで初めて聞いたのが リリィー や中山ラビ。74年には、ユーミン さだまさしのグレープが登場 吉田拓郎 岡本おさみが作った 「襟裳岬」がレコード大賞。この頃 ほかにも ふきのとう 中島みゆき 山崎ハコ 河島英吾など、新しい才能が登場。わたしもコンサートにはまって、大阪 京都のホールへ 何度も足を運んだ。ただ この時期になると、鑑賞する音楽で、みんなで楽しく歌う音楽ではなくなっていた。
時々 ギターを取り出し、コードを押さえながら 口ずさんだりしたが、高校生のときのようなみんなで楽しむのでなく、一人楽しむ ちょっとマニアックな風にもなってきていた。そして 今も一人車の中で CDをかけながら あるいは 今日のように 懐かしいラジオからの曲を聞きながら、口ずさんでいる。周りの事をわすれ 夢中になって、あの頃の事を鮮明に思い出しながら。何十年もずっと歌ってきた、アーティストのおかげで、若かった日々に戻れることができた。



「倍返し」に馴染めぬわたしの理屈

今年の流行語大賞は「じぇじぇ」「今でしょ」「お・も・て・な・し」。それと 「倍返し」だそうです。
「じぇじぇ」「今でしょ」は確かに一年中聞いていた。今年の当たり言葉に間違いない。最もインパクトの強かったのは「お・も・て・な・し」と言うことかな。あの一回のスピーチと手振りで 世界中にアピール。その瞬間から日本中の人たちの感動した言葉の一つとして、語り口を真似た「お・も・て・な・し」が世間にあふれ出した。
わたし個人としては 毎日見ていた「あまちゃん」の「じぇじぇじえ」の受賞が嬉しい。「倍返し」に関してはあまあり馴染みがない。ドラマを見ていない。噂を聞いて一度見たことがあるが、他のドラマよりそれほどぬきんでてるとは思えず、チャンネルを変えた。大げさな内容だ。ドラマだから大げさになるのは当然なのだろうが、時代劇のような印象が残っている。それと この「倍返し」という言葉、仕返しの意味と言うことで、もうひとつ馴染めないのかも。ドラマ自体も周囲の熱烈ファンから 反論苦言を浴びせられそうだが、好きになれぬ。倍返しの実行で、敵に土下座をさせたらしい。その土下座をした俳優の熱演が好評で、また 支持を増やしたようだ。前も言ったように わたしは土下座が大嫌い。「土下座をさせる」など 普通の人間の神経ではない。衣料店の従業員に土下座を 強要した客が逮捕された。当然だと思う。自分の怠慢を棚に上げ、銀行員に土下座をさせた商店主の事も以前書いたが、あんなもの馬鹿としか言いようがない。「ひれ伏せさせて あなたに一体何が残るの」と、美しく歌っている城南海の「あいつむぎ」を心して聞きなさい。なんで 「倍返し」でこんなに不機嫌にならないといけないんだ。これが 恩を倍にして返すんだったら、とっても気分よく そに言葉を、語れるのに。そんな内容のテレビドラマを作ってくれないか。それがヒットして 来年違う意味の 「倍返し」が流行語大賞になったり。