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img005.jpg舞5歳


舞の魂は永遠に私の直ぐ側にいるはずだが、姿を 実際に見ることはもう出来ません。声を聞くこともできません。彼女のデジカメに、数秒録音されてはいるけど。
今 鮮明に舞の声を思い浮かべられる、2つの場面がある。
1つは、激しい胃のお痛みに抗えず、痛み止めの注射をうった後、数分後。その数日前、背中の痛みに対しても、同じ薬を使ってたのだが6月2日の午後の注射のあと、舞の表情が明らかに変わった。
瞬きせず、天井を見つめ、私のほうにくびを 回して
「お父さん なんか変」
「怖い 落ちる」
 「お父さん いる」
 「ずっと居てよ」
まるで 幼児の甘えているような 言い方だ。私の手をしっかり握っている。
「大丈夫だ、 お父さんずっと居るから」
そう答えて 偶々部屋を訪れた看護師に 幻覚の出る薬なのか 聞いてみた。あわててその看護師は 別の看護師を連れて来て、それから医師もやってきた。
「大丈夫?」医師の呼びかけに、弱弱しく「なんか 変」と答えてた。
この痛み止めの注射は、いつも慎重に、時間をかけ ゆっくり入れるのだが、このときは 早かった。
このときから 舞には いろんな症状が一気に噴出し、私達の夜付き添いもこの日の夜から始まった。我慢して飲んでた経口薬を服用したとたん 激しく嘔吐。熱さましの薬で、血圧の異常な低下。体が痺れ、痙攣。言葉が出ない。脱水症や電解質のバランス異常と言われたが、後に 病片が 脊髄に浸潤したせいだとわかった。
結局 歩行も困難になり、ついには手と頭以外が自由に動かせなくなってから、自分で 寝返りを打ってみようとしたことがあった。そのとき
「よいしょ よいしょ」
ゆっくり、かわいい声をだしている。
「よいしょ」   「よおいしょ」
にこやかな 素敵な表情をしていた。そして 横向きになれた。その時の「よいしょ よいしょ」のかわいらしい声も、微笑んだ満足そうな顔とともに、繰り返し 思い出す。
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