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美しく逝ったR兄さんへ

従兄弟の法事にいってきた。1月に亡くなった従兄弟の遺骨を、三重県のお寺から奄美の墓に移すことになり、その為の法要が行われた。
お中元の注文などで忙しく2日間休業するのは無理だと思い欠席しなければいけないだろうと考えていたが、この人のためならぜひ行かねば、という思いもあり 結局は、前日の夕刻に思い切り、奄美行きのフェリーに飛び乗った。
納骨を無事済ませた後、彼を偲んで 宴が設けられた。列席者は 極近い身内14人だけ。
この席で彼との思い出をみんなに話したかった。残念ながら そういう口上を申す雰囲気にはならず 宴は、終わり ついに機会を失った。
ここで それを 述べてみたい。
「R兄は イボ取りの名人でした。家の前の新川によく入りイボを取って遊んでました。川底のどの石の下にイボが、いるのか判るらしくて その石を取り除くと同時にもう一方の手で逃げようとするイボを捕まえていました。私も よく 後を付いて 川に入ってましたが、ある日私が足を滑らせ流されたことがあります 今でもその時の流されていく瞬間ははっきり憶えています R兄が、川の水の中を走ってきて 私の服を引っ張って助けてくれました 私が幼稚園生の頃のことですから R兄も未だ小学校低学年です よく咄嗟にあんな行動が出来たものだと思います、彼はわたしの命の恩人だったのかもしれません。
R兄は若い頃 太宰をよく読んでました、彼の友人との会話でもある人の例えを 太宰の津軽に出てくるこの男のような奴 と言うように太宰を読み込んでました R兄が大好きな私も 学生時代に ほとんどの太宰の作品を読みました よく太宰は 自己破滅型 と 評されますが 私はそれより 美しい ものを追及してたんじゃないかと思います。日本の自然の美しさや、純粋な少女の台詞を借りて 世間に美しく生きる意義を訴えたり 皮肉って言うと 武士はくわねど高楊枝だけど 自己利に固執して激しい生き方をするよりも 身なりとは違い内面には世間に流されない理を崩さない頑固な生き方をするほうが
美しい 人のためを真に思ってくれた人 たとえば津軽で再開した幼時の乳母
 富嶽百景の女中を 美しいと言っている。R兄もそういう生き方を選んだんじゃないだろうか。一時期 猛烈に働いていた時もありました。その時は、その仕事に魅力を感じていたんでしょう。そのときでも 取引先で理にかなわぬ事はきっぱり拒否し 適当に事を収めようとする 社長と対立もしたようです
人の美しい人生とは、信ずるとおり生きてきたことでしょう。貧しいジェントルマン 最近では清貧という言葉が使われます。R兄の美しくいきた人生を
私は 密かに心の中で誇らしく思います。」

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