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一年前のことを思い出している。今日は日本中の人がそうする日だ。昨年、最も大きな出来事と言えばあの東北の惨劇だ。私にとっては その4ヵ月後に子供を失った事が、最大の悲しみだが、日本人にとっては 一年前の今日の出来事が、過去10年間でも最悪のものとして記憶されるはず。
あの日は 父の3回忌のため帰省する日で、忙しくしていた。地震発生のときはスーパーにいた。買い物を終え、車に乗り、エンジンをかけると同時に カーラジオもオンになり 聞こえてきたのは、大きな地震の発生を伝え、津波に備えるよう呼びかける、必死な声だった。家へ帰ってテレビをつけると、波が押し寄せて街にどんどん侵入していた。やがてその並波が 家を押し流し 船を街中へ運び、その船と車両が一緒に流されていくと言う信じられない光景だった。東京の山元から電話が来て「地震で電車が止まり 閉じ込められている」。日本の太平洋岸から島輿の海岸に 津波警報が出されていた。与論からも、津波警報が出て、島中央の親戚宅に批難したというメールもきた。鹿児島港も警報は出ていると思ったが、船の欠航は無いだろうと、島に帰るため港に向かった。警報が解除にならないとふねが接岸できないと言うことで、待合室で ずっと待ちながらてれびに見いっていた。津波は引いた後だが、後 瓦礫しか見れない凄惨な様子がずっと映し出されていた。
結局 船は欠航。港から近い 舞の入院先の病院に行った。舞もテレビを見てた。二人 画面に見いったが、話は出なかった。その頃はまだ 舞は元気だった。高熱がよくでるようにはなっていたが、昼間は元気にロビーへ行って他の患者さんと会話を楽しんでいたりしていた。
翌日 飛行機で島に帰ることにして 空港に向かった私に 母親から メール「舞のことが心配なら 行かないで」いきなりなんだ 昨日港へ行くときは何も言わなかったのに。「もう 飛行機に乗るところ いまさら 無理だ」よ返事すると、「今回だけは 行かないで」「あなたが行かなくても 法事は 何とでもなるでしょ」
こんな事いわれると 絶対行ってやる。と 返事せず 飛行機に乗った。舞のことが心配なのは当たり前だろう。だから 日帰りで すぐ 帰るんだ。本心は 舞から聞いてた、翌々日の日曜日、 彼女達が信仰している 宗教の鹿屋の施設の完成祝いがあり、そこへやってくる「教え主」と呼ばれる、頭に 舞が面談できることになっていて、私に鹿屋まで送って欲しいのだ。法事の後 その夜 やっと警報が解除になった名瀬港で ぎりぎり船に間に合って、鹿児島港に戻り 鹿屋まで行くことが出来た。鹿屋の町は普通だった。宗教施設の完成を祝う人たちは、何より 今は その事が最も大事で、日本中が心を痛めてる 状況に無関心なのかと 思った事で、鹿屋が日常と変わらぬように印象を持ったのだ。帰りのフェリーで見たテレビでは、首相が 原発事故の重大な状況について発表していた。その夜 舞からは感謝のメールが来た。
翌日 病室に行くと 舞はやはりテレビを見ながら、震災のことを話してきた、表情も普通の人と同じ、悲痛な感情があらわれていた。前日 「体は悪くなったけど 心は ずっと綺麗になった 気がする」と言ってた。前から綺麗だった。他人を思いやる気持ちは人一倍強かった。
その2ヵ月半後 病気が急速に進行し始め、私達は、何かにすがり 何かを忘れようとしながら過ごしていた。他人のことを思う余裕をなくしていた。舞は 妹の事 友人達のことを 思っていたようだ。
東北には 家族を失った人が 大勢いる。それも、さっきまで そこにいた人が、数時間後には冷たくなっているような、予測など出来ない状況でだ。いま 彼等が 悲しみを乗り越え、次へ向かおうとする姿を、しっかり見てないといけないのだろう。生きている人は、頑張って 生きていかなければ。私も 同じ言葉を たくさんの友人からいただいた。
一年前を思い出し、私の身辺の諍いをも思い出し、そして ともからの言葉を思い出し。命の大切さを、あらためて考えさせられた一日。


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