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懐かし 古本屋の兄貴

奄美市内で多分ただ一軒の古本屋へ入った。いつも表通りからその看板は見ていたのだが、いつも灯りが消えていて、横の細道の方に コミックが並べられているのだけが目に留まっていた。嘗てよく利用していた書店の看板だ
 以前のような規模の店はもうやってないのかな?と思っていた。
今日 そのコミック棚の横の小さな入口へ 人が入っていくのを見て、そのあとから覗くと、階段がある。階段に沿って本棚が設置され、古書が陳列されている。思い切って階上へ上がると そこは、紛れもなく以前と同じような古本屋だ。おくのカウンター内に人がいる。「あれ 違う人かな」そう思ったとき、「いらっしゃい」の声と共に顔がこちらを向いた。あの人だ。「久しぶり!」と声をかけてもらった。16年経って 歳も取っている。でも その人の顔だとすぐわかる。小さくなったような気がした。昔は元気だった。歯に衣を着せぬ言動で、よく喧嘩もしていた。口論が殴り合いに発展することもあったらしい。新聞や雑誌への投稿も、自分の意見を毅然と述べる。反論があるだろうことが分かっていても、自信があったのだろう。薩摩の英雄を新聞で断罪した時など、抗議のような批判がすごかったようだ。今はどうなのか 年とともにまあるくなったか。柔和な顔を見せているとってもいい人に見える。もっとも 私と相対するときは 柔和だった。私の店で原稿を書いているときなども紳士的で穏やか。でも その原稿の内容は激しいものだったんだろう。
島の文化を愛する人だった。店の特徴もその郷土愛が反映されている。奄美 沖縄関連の書籍が 店の3分の1くらいのスペースをとって揃えられている。奄美出身の あるいはゆかりのある作家の作品。奄美学 沖縄学の本の多さでは その専門書店として高く評価していいのではないか。
1998年版ユリイカ「島尾敏雄」を手にとってみた。島尾のミホ婦人 子息の進三さんの投稿もある。ほか島尾の研究家たち。読んでみたい、売価2500円。本の定価は1800円。確かにもう手に入らぬと思えば その価値はある。島尾の研究者なら躊躇わず購入するだろうが、私は研究者ではない。ちょくちょく行って、立ち読みしようか、 でもそうするときっと欲しくなって 買ってしまうだろう。きょうの購入は 村上春樹と小田実の文庫本計400円。庶民には手頃な値段の価値ある2冊。
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