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憲法改正についてのアンケート結果を載せた新聞を見て、「困ったことになったぞ」と、思った。9条にかかわる意見で、「武力をもたないと領土問題は解決できない」「憲法9条があると戦争もできない」という2つの意見。
前者は21歳の男子大学生。後者は18歳の女子大生、とある。政治としての側面からみての発言だろう。世界の各国と比べて、戦争をしない日本は異質だ と、いう意見かもしれない。でも政治的な便宜で始まった戦争の結果は人類に大きな損失をもたらす。その悲惨さを理解していないとしか思えない。彼ら、日本の若い世代にとって、戦争は歴史上のものでしかなくなっている。学校で習ったことだけが戦争の知識なのかもしれない。悲惨さを教えられたとしても、過去のことという認識か。試験に出る、ポツダム宣言や講和条約は知っていても、戦争の惨たらしい実情はしらない。「70年近く戦争はないんだから 知らないのもしょうがない」という意見が彼らから返されるかもしれない。これは大人たちの責任だ。以前も書いたが、防衛に関する立派な論文を発表した女子学生に、「先の大戦のことをどう思いますか」と質問すると、「いつの戦争の事ですか?」と返ってきた。彼女は家族や周囲のだれからも、あの日本が起こした戦争の話を聞いたことがなかったという。今 大学生の親は50代前後だろう、我々の世代だ。我々の親は戦争を体験している世代だ。戦争のことに関して内容に差はあったとしても、聞かされ、その悲惨さは教えられたはずだ。それを次の世代へ伝えることを怠った。保守思考の私の父も戦争体験を話した。武勇伝の時もあったが、必ず「戦争なんてバカな事は絶対やっちゃいかん」という言葉で締めくくった。中学の教師だった叔父も、普段は軟弱が嫌い、硬派な保守的人間だったが、戦争で犠牲になった教え子たちを生涯悼み、資格のあった軍人恩給は受け取らなかった。体験者はみなその悲惨さを知っている。子供たちにもそれを伝えたはずだ。我々も受験のための知識を詰め込まれたが、伝えられたことを忘れるはずはない。しかし自分の子供にも受験第一の教育方針で接してしまい、大事なことを伝えなかった。政治の事情で始まった戦争の痛みは、一見経済成長という明るい状況で和らいだふうに思えるが、人々の内心の痛みは永遠に続く。戦争になれば人がかならず死ぬ。第一次湾岸戦争の時、アメリカの高官が「できればアメリカの犠牲者を100人くらいにとどめたい」と発言した。少なくとも100人死ぬのは仕方ないと言っているのだ。何十万人の中の100人、大したことないのだろうか。そんな危険な戦争に喜んで行きますか?戦争を否定しない人達も自分の身に置き換えて考えているのか。
人ごととして自分を対象にしていないのでは。今の自衛隊員は自分の意志でその職に付いて、相当の覚悟を持っているのだろう。アメリカ軍も志願兵だ。しかし ベトナム戦争の頃は徴兵があった。徴兵しなければならないほど、軍の人員が必要だった。戦争が始まって、もっと兵力が必用になった時、死にたくない若者が軍隊へ入るのを拒否したら。「人手が足りないので戦争止めます」となるだろうか。国は 兵士確保のため徴兵に踏み切るだろう。いやでも危険な戦場に行かなければならない。大切な家族を行かせなければならない。
もし改憲して9条に手をつけるのなら、政治的な事情から離れて、最も大切なことを若者に伝え、その上で判断させるべき。どういう事情か知らないが、誤魔化すような言動で、世論をリードしようとする政治家の存在は許せない。こういうものを排除するのは国民の責任だ。正しい国家にしていくためにも、戦争の実態を知らされている大人たちが、世に事実を伝えていくことの大切さ。それを責任と認識していかなければならない。
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