店主の気ままなひとり言
珈琲工房かわもと店主の、ほとんど独り言

プロフィール

川元 正樹

Author:川元 正樹
店主です。よろしく!



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



作家の山下惣一さんが言ってた。「我々 農家は去年と同じ収穫が得られたら 安定というが、経済界では 停滞という」TPP交渉に関して 対立する意見を持つ 両者は、根本から考えが違う例として話したのだろう。それよりも 政治に対しての不信を訴える言葉が際立っていた。不信というより 農政に従った自分たちを悔やんでいる。昭和36年の農業基本法制定から日本の農業は衰退したという。農業にも経営効率を持ち込み、選択的生産として高収入につながり、外国産にも対抗できる、作物の生産を推奨した。山下さんたちも指導に従い、ミカンの生産を大規模に始めたが、全国的な生産過剰で、価格が下がり、政府のオレンジ輸入自由化の政策で、さらに大きな打撃を受けた。オレンジ自由化は、アメリカとの貿易摩擦の解消が目的。国民生活より通商政策を重視した結果。かつてのみかん山は、今、荒れた竹藪に変わってしまっている。国が推奨したミカン生産への転換は、40年前 愛媛の大学で農業経営を学んでいた姉から、その問題点を聞いたことがある。かなり早くから、誤りが指摘されていたのだ。
大量に効率よくできる食物ばかりでなく、わずかでも国民には必要な野菜だってある。自給率の低下は、国民が求めるより安全な食料の不足という結果にもなる。多くの国民は 日本の農産物が世界でもより安全であることを知っている。できれば国産品を使いたいと希望している。政治の都合で農業政策をとる愚かは止め、国民の安全な生活を、第一にした方策を示してほしい。そもそも農業に携わっていない官僚が決めてしまってないかという不満も大きい。以前 すぐ近くの国のばかな首領が、農家に、土地を有効に使えと、作物の植え付けを「間隔を狭めて植えれば、もっとたくさん植えられるだろう」と命じたため、栄養分が行きわたらず、劣悪な果実しか得られなかったという話があった。農業を知らぬ者の 余計な口出しの最悪な例だが、効率とか、政治の事情とかを、国民の命を守る 農業に持ち出さないでと思ってしまう。山下さんの理想の農業経営として、その土地で、消費してもらうということを、提案していた。大規模に全国に出荷されるのでなく、その地域に必要なものを生産し、その地域でそれを消費する。それができれば、おのずとコスト削減など、農家の安定につながるのでは。
山下惣一さんの「野に誌す」を読んだのは、35年くらい前だろうか。農民文学という言葉が新鮮だった。時々 新聞のコラムが出てるのを見たくらいだったが、ずっと書きつづけていて、著書もかなりになってるんだ。農業人の粘り強さだな まさに。
スポンサーサイト


この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://coffeekawamoto.blog55.fc2.com/tb.php/677-c8edba79
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)