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娘の舞が高校生の時、電車の中からあわてた様子で、電話をよこしたことがあった。
「中国人なんだけど、宮崎に行くのに どこで降りるかわからず、今降りようとしている」
電車は舞が降りる帖佐駅に着いたところ。「お父さん 英語で、説明して!」
英語が話せるわけではない、どちらかというと、苦手なわたしに助けを求めても困ってしまうのだが、すぐ 電話はその中国からの旅行者に変わった。とりあえず 思いついた単語をならべたら、いちおうわかってもらえたようだ。でも ちゃんと宮崎まで行けたかはわからない。後で 舞に詳しく聞くと、電車で隣に座った男女の中国からの旅行者が、英語は話せるが、日本語はわからず、始発の駅から、英語の話せるご婦人と会話していた。ていたらしい。舞も英語の成績は良い方だったので、興味がわき 会話に耳を傾けていたようだ。そのご婦人は舞も英会話ができると思ったのだろうか、帖佐の前の姶良駅で降りるとき、「あと 宜しくね」と声をかけられた。そして 宮崎はどこで降りるのかを尋ねられた舞は、とっさの言葉が見つからず私に助けを求めてきた。電車はそう長く駅に停車しているわけではなく、自分も降りないといけない。焦ったら混乱して自分で言葉が出ず、思いついたのが、普段 いい加減な英語をしゃべりかけてくる父親に説明してもらうことだった。電車の車掌にゆだねるか、アイ ドント ノーで逃げてもよかったのに、ほっとけなかった。舞はそういう性格だった。
横浜で 踏切内に倒れた老人を助け自らは事故死してしまった女性が 中学の時から、困った人を見たら助けずにおれない性格だったということを知って、舞のいくつかの行動を思い出した。もっとも 舞は 俊敏に動ける方ではなく、危険に飛び込む勇気もないから、、その婦人の行動の尊さには及ばない。しかし彼女なりに 友のために自分を犠牲にしてでも助けようとした例は、数多い。高校以降の舞は、同窓生や友達の悩み相談受付係になっていた。それは 大人になりかけた、女子高生の生々しい相談もあり、舞自身それまでの自分とは縁遠い事をも知ることができた貴重な体験でもあっただろう。
自分がいじめられても いじめられている子と仲良くする。同級生から来たチェーンメールに、「送ってきた相手に送り返せ」と言った私に「そしたら相手がまた 嫌な思いするじゃない」と返された時は、私もさすがに恥ずかしかった。
横浜の事故の女性の、同級生の一人が「行動は尊い でも、死んじゃだめだ」と言っていた。父親はどんなに賞賛されても、娘を亡くしたことが何倍も辛いことだろう。「なんで 止められなあかったのか、あの場所にさえいなければ」と悔やんでいるだろう。
献花に来たひとが 「そういう勇気のある行動をできる人が、いなくなってしまったことが悲しい」と言っていた。舞に対して 父だけど 私の思いも同じだ。家族を明るくし、家族を助け、そして たくさんの友人に慕われた舞がいなくなってしまった。もう一度舞の意思を思い出し 今の自分を戒める機会かもしれない。
横浜の事故も たくさんの安全を確することを、考え直す機会になるだろう。
ちなみに 私が 中国人旅行者に言ったのは this train to miyazaki .これだけ。
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