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名瀬中央公民館ホール

3月いっぱいで 中央公民館は閉鎖される。300席ほどのそのホールは、奄美ジャズの会で、何度もコンサートを開いた思い出の場所。昭和48年最初の菅野邦彦トリオから 昭和62年ジャズの会解散を決めて最後のコンサートに呼んだのも菅野邦彦トリオ。毎年春、夏 2回のコンサート 全て 中央公民館ホールが 会場だった。私が参加したのは昭和56年春、猪俣猛フォースの結成コンサートから、会計の任を与えられてた 私が、ホールを使用する手続きを行っていた。ホールの使用料に、冷房代、ピアノの使用料など合わせても全部で 2万円あまり だった。手ごろ というか ありがたい料金。音楽ホールとして作られているので、音響もよい。
この 会場がなくなってしまうと、「また いつか 我々で、ジャズコンサートを」と思ってたのが しぼんでしまいそう。今 出来るのはライブハウスと 文化センターの大ホール。ライブハウスは100人も入れない、大ホールは100人規模で広すぎる。ライブハウスの使用料5万円だそうだ。それに 入場者は500円のドリンク券を必ず買わされる。ステージが狭いからグランドピアノを置くのは無理だ。大ホールはいったいいくらいるんだろう。残念だが きまってしまったのは仕方ない。もっと 利用しておけば なんて 悔やんだり。
今 「さよなら公民館」ということで、毎週 コンサートが催されている。3月21日はロックコンサート、出演者を見たら、ロック?と疑問もあるが、毎週 同じ様なジャンルの人たちが演奏するので、看板だけでもバラエティーにする 工夫の結果だろう。
演奏者がこのホールの思い出を語る。ここに立ったミュージシャンは多数。中でも 中島みゆき 森田童子 矢野顕子と坂本龍一など 有名人も。 ある ピアノ引きが「辛島文雄と日野元彦 憶えている」と語った。驚き少々 嬉しさいっぱい。昭和59年3月にジャズの会がプロモートした辛島文雄トリオ 他メンバーは 日野元彦(ds) 桜井郁夫(b).。この直後私は与論に転勤になったため 会計係として携わった最後のコンサートだった。
司会のFM局アナウンサーが「ジャズのライブレコーディングをしたこともあったそうです」と 紹介した。昭和55年の田村翌トリオだ。「スゥイー奄美」というライブ盤のレコードが完成、発売された。レコードでは、歓声が上がり すごく盛り上がってる様子が伺える。奄美の観客はノリがいい と、ミュージシャンには好評だった。その前年夏、田村翼トリオのコンサートは、奄美祭りの時期に行われた。外は 奄美の八月踊りで賑わっていた。ドラムの岡山和義が、ソロパートでその 八月踊りのリズムを「ダダダン」と 叩いたのだ。それを聞いた観客もそれを喜んで、踊りだす者もいた。その盛り上がりを経験して、田村翼は奄美でのライブ録音を決めたのだ。実は、公民館のジャズライブ、他にもレコードに収められている。奄美ジャズの会最初のコンサート「菅野邦彦トリオ」は、「菅野ライブ」というLPのB面に収められている。その翌年にも奄美公演を行って、このときの演奏も 「コンサートイン九州」に収められた。この演奏の頃、私はまだ 高校生。ジャズなんてその良さは全くわかっていなかったが、叔父がそろライブについての感想を地元新聞に投稿していたのを覚えている。素晴らしくわくわくした時間を持てたことにお感激。演奏者と主催したジャズの会への感謝が記されていた。
その高校生のころの思い出として、パイオニアステレオコンサートと言うのが、何度かあった。地元の電気店が主催。パイオニアのステレオを紹介するイベントなのだが、レコード鑑賞の音楽会でもあった。巨大なスピーカーから出てくる迫力ある音に、驚いていた。かかる曲は誰もが知ってるなじみの曲。当時の流行曲が主だった。ゲストミュージシャンのライブに抽選会もあり、毎回楽しみにしていた。会場には沢山の同窓生や先輩達が来ていた。夜なのに。
この公民館が出来たのは50年前ということ 昭和41年か。私が初めて入ったのは翌年、市内の小学生のロードレース大会があり、その閉会式が行われた。客席が傾斜になってる本格的なホールは初めてだった。
ジャズに戻るが、ここで演奏を聞かせてくれた沢山の人たちがまだ活躍している。猪俣猛、渡辺文雄 渡辺かつみ 佐山雅弘 土岐英史 水橋孝。辛島文雄 菅野邦彦もまだ健在。ここでの演奏の後、ブレイクした人も。西直樹 吉岡秀晃、浜田均。最多の来島回数の田村翌と女性に圧倒的人気だった日野元彦は残念ながら個人になってしまった。ジャズの会主催でないコンサートでも 小原哲次郎 納浩一。この300人規模の会場だったから成功したんだ。文化センターだと ビッグバンドが必要かな?そんな大きなコンサートをやれる能力はないし。でもまた 聞きたい。
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